木材の値打ちはどうやって決めるの? 


山で伐採された吉野産の杉や桧の丸太(原木)は原木市場へ運ばれ、市日にセリによって売買されます。市場では地元吉野の製材工場の買い手達が手や声で価格は示して買い進められていきます。

☆優れた丸太とはどんなものをいうのでしょう?
・まっすぐで、円形のように丸く、末口と元口の太さがあまり違わない。(真円、通直)
・節が少ない。吉野材は山での手入れが行き届いているので、製材しても節があまりでません。
・樹齢が80年以上で年輪が細かく、揃っている。
・色、つやがよい。建築して年数が経るほと、吉野材の良さがにじみ出てきます。

☆製材品の価格はどうなっているの?
・まず樹種によって違います。一般的には、杉よりも桧の方が高いが、杉の高齢樹林の赤身は、銘木としての値打ちがあります。
・寸法によって違います。長さ、幅、厚さが大きいほど、値段も高くなりますが、極端に違うことはありません。うまく使えば割安になります。
・用途によっても違います。構造材、非構造材(化粧材)によって大きく違います。構造材には節が多いけれど、断面の大きな物、化粧材は節が少ないけれども断面が小さいものを使い、無駄をなくすようにします。

☆吉野材は決して高くありません。適材適所に使い分ければ割安になります。


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